楽観バイアスが広まっているのか
コロナ新規感染が増え続け、昨日(29日)は全国で1万人をこえました。この状況に対しマスメディアもお手上げという報道が目立ちますが、その中で「楽観バイアス」の指摘が気になりました。「楽観バイアス」とはなんなのか。
「人間心理に関する用語で、物事を自身にとって都合よく解釈してしまうこと。『認知バイアス』の一種であり、危険な物事を目にしても自身には危険はないと考えてしまうことなどが楽観バイアスにあたる。日常生活における心理的なストレスを軽減するため、無意識に行われるとされる」(Weblioより引用)
誰にでも起こりうることです。しかし、行政のトップがこのバイアスになりかねないメッセージをだすのは、どうなのか。
「菅義偉首相や小池百合子・東京都知事らが発するメッセージに、専門家から懸念の声が上がっている。『人流は減っている』『治療薬がある』といった言葉が、感染防止の呼びかけに逆行する『楽観バイアス(偏り)』を生んでいるとの指摘だ。」(7月29日 朝日新聞デジタル)
危機管理では最悪の事態を想定して、そこに備え対策を用意することが基本といいます。いま、それが実行されているのでしょうか。いよいよこの国の敗戦が濃厚になってきました。
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