酒井政利さんのこと
音楽プロデューサーの酒井政利さんが亡くなりました。昨年10月に筒美京平さんが亡くなったときにコメントしていたので、まだまだお元気だと思っていたのですが。CBSソニーでプロデューサーをされ、数々のヒット曲を生み出しています。
「ひと夏の経験」「秋桜」「プレイバックPart2」「いい日旅立ち」など、意表を突く楽曲や路線変更で話題をさらった山口百恵のプロデュースは広く知られ、伝説の引退コンサートも手がけた。南沙織「17才」、郷ひろみ「よろしく哀愁」、キャンディーズ「微笑がえし」、ジュディ・オング「魅せられて」、久保田早紀「異邦人」など、数多くの曲をプロデュースした。(7月20日 朝日新聞)
朝日新聞の記事を引用しましたが、新聞などメディアでの扱いは小さい。筒美京平さんのときとはかなり違います。プロデューサーという存在は表舞台には出にくいのか。
酒井政利さんには大学のとき、お電話をしました。大学祭で山口百恵のコンサートをやりたいと思っていて、そのお願いでした。プロダクションのルートからは断られ、プロデューサーの酒井さんにお願いをしたのです。
しかし、どうやって電話番号調べたんだろう。電話にでてくれた酒井さんも凄いです。結果は、コンサートはできませんでした。同時期にビクターの宣伝マンからサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」のサンプル盤を渡され、舞台にだして欲しいと頼まれていました。この時、サザンオールスターズの価値がわからずスルーしていました。
酒井政利さんがプロデュースした楽曲は革新的でした。ひとつの時代をつくられました。
ご冥福をお祈りいたします。
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