不老不死を描く:Arc アーク
人間が死ない体を手に入れたら、どうなるのか。映画「Arc アーク」はそのテーマを大胆に描いています。芳根京子が目当てで観にいった作品ですが、とても刺激的でした。
「SF映画といえば予算が潤沢でセットも大がかりなハリウッド。そんな既成概念に風穴を開ける斬新で洗練された日本のSF映画だ」(7月2日 日経新聞)
前半、不思議で少し不気味な設定ながら、芳根京子の華やかさをみせる展開。そして後半では90歳代になった彼女をモノクロ画面で表現する対比が斬新です。主役の芳根京子を中心に物語が進みますが、後半登場する小林薫、風吹ジュンがやはりいい演技をみせてくれます。特に、小林薫は上手い。そしてエンディング近くで演じる倍賞千恵子も、さすがの好演です。
もちろん芳根京子は、達者な俳優を相手にしっかりとした演技です。素敵な女優になっていました。
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