出版社がつくる取次
本の流通は現状ではよくない、ということなんでしょう。先日発表された講談社などが書籍の流通に参入するということは、今のままではよくないと出版社側は判断しているからと考えられます。
「講談社と集英社、小学館は、全国の書店に書籍や雑誌を届ける流通事業を始める。丸紅を加えた4社で年内に共同出資会社を設ける」(5月14日 日経新聞電子版)
この会社で何をするのか。
「新会社はAI(人工知能)を活用して無駄な配本を減らし、返品率を下げるほか、出版物に1冊ずつICタグを貼り付けて在庫や販売の状況を管理し、出版流通の効率化をめざす」(5月15日 朝日新聞デジタル)
ということなんですが、かなりの投資になる気がします。
単価が低い書籍で費用対効果はどうなんだろうと。
現状、本の流通はトーハンと日販のほぼ寡占状態と伝えられています。2社はこの動きをどう捉えているのか。
市場が縮小する中、この動きはどのように進んでいくのか。なんか、上手くいかない気がします。
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