福岡国際マラソンの終了
福岡にいた頃(大昔ですが)、大相撲の九州場所と福岡国際マラソンが終わると、本格的な冬が訪れるときいた記憶があり、(東京に住んでいるんだけど)いまでもこれを信じています。当時、福岡の冬は寒かったです。
その福岡国際マラソンが終了と発表されました。福岡国際マラソンのような大きなマラソン大会はずっと続くものと思い込んでいたことに気付きました。びわ湖毎日マラソンも大阪マラソンと統合され、なくなってしまいました。
中止の理由は? 主催者の朝日新聞は紙面でこう書いています。
<福岡国際はトップレベルの選手だけが走る「エリートマラソン大会」として開催してきたが、世界ではトップ選手と市民ランナーが走る「大都市型マラソン」が近年主流になっている。この変化に伴い、選手の招聘や財政面で大会運営が厳しさを増す中、主催者間で大会のあり方を協議。継続的な開催は困難であると判断した>(3月27日 朝日新聞)
要は金銭的な理由です。朝日新聞は最近、経営が厳しいと報じられています。びわ湖毎日マラソンもその名の通り、毎日新聞が主催者です。毎日新聞は「資本金を現在の41億5000万円から1億円に減資」と報じられています。ネットでの記事では「2020年3月末の自己資本比率は3%しかない」とかなり厳しい。
マラソン大会の運営を新聞社を運営するというモデルが崩れています。エリートランナーたちが走るマラソン大会は、どうなってしまうのか。かなり厳しそうです。
| 固定リンク | 0
コメント