魯山人とルソーの関係
友の会に入っているのに、トンとご無沙汰な世田美にでかけてきました。このミュージアムではコロナ禍で巡回展も延期になり、昨年来コレクションで構成した展示が続いています。現在開催されている「器と絵筆 魯山人、ルソー、ボーシャンほか」は企画展とされてます。魯山人とルソーというこのミュージアムコレクションの中核となる作品を軸に構成された展示です。
魯山人の作品は、「世田谷の実業家・塩田岩治が、妻サキとともに愛用した味わいぶかい魯山人作品は、『塩田コレクション』として当館に寄贈されたものです。」(美術館ホームページより)
ということを初めて知りました。まとまった魯山人の作品をみる機会はないので、嬉しい展示です。
またアンリ・ルソーなど「素朴派」もあわせて展示は、キャプションも作家が発見されたきっかけが書かれ、親切な内容となっています。でも、魯山人と素朴派の関係は何だろう。魯山人も素朴な表現ということでしょうか。
また、ミュージアム コレクションⅢ「美術家たちの沿線物語 田園都市線・世田谷線篇」は切り口が面白い企画です。桑原甲子雄の写真が時代をとらえていて、興味深いです。
意外にも(笑)見応えのある展示でした。
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