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2021/02/10

キヤノン写真新世紀の終了

 写真家にとってひとつの目標であるのがキヤノンが主催する「写真新世紀」です。年一回行われる公募展で、今年で30周年です。が、今年限りということが発表されています。
「写真新世紀の公募は、今回で最後になります。インターネットやSNSといった情報発信における技術革新が進み、個人が自由に情報を発信し、制作・表現の場が多様化し、グローバルに広がったという社会的背景もあり、30周年となる今年度を節目に公募は終了します。」(公式ホームページより)
 昨年は過去最高の応募数だったのにも関わらず、終了です。「写真新世紀」という言葉がもう古くなってしまったのでしょう。時代は写真から動画に移っています。「写真新世紀」の受賞作は写真だけでなく動画作品もあり、「写真」という枠組みに閉じ込めておくのは、無理があるのでしょう。
 また主催するキヤノンの業績も良くありません。
<キヤノンは30期以上にわたり、一度も通期で「減配」することなく配当を維持または増配とする”非減配”を続けていたが、2020年12月期で、それが途絶えてしまう見通しとなった>(2020年10月26日 Yahoo!Japan ニュースより)
 これも影響したのかな、と思っています。いずれにせよ、写真家にとっては厳しい状況になっています。
 

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