厚生年金の保険料
会社員が加入する厚生年金の保険料には上限があります。最初、このことを知ったときは、何故って思いました。現状は月収60.5万円以上の人を対象にした62万円の標準報酬月額が上限でした。これだと例えば年収726万円と年収1億円の人が同じ保険料ということです。
この上限額が9月から引き上げられます。
「9月以降、月収63.5万円以上の人を対象に新たな上限として65万円の標準報酬月額を設定する」(日経新聞)
と、わずかな引き上げです。
どのくらいの人が該当するかいうと、
「2017年度末時点で約4400万人いる厚生年金加入者のうち、約290万人が上限の月額62万円に該当していた。このうち一部が62万円にとどまり、多くが新上限の65万円に移るとみられる」
とそんなに多くはないです。年金機構としてはすこしでも多くの保険料を確保したいとうことでしょう。
年金が将来も現行の制度が維持できるのであれば、多くの保険料を払ってもいいのですが・・・・・・。年金制度がどうなるかはわかりません。悩ましい問題です。
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