マツダの苦境
トヨタが2021年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比80%減の5000億円になりそうだと発表しました。今の状況で黒字を確保することでも大変なのに、とりあえず5000億円の黒字の見込み。しかし2020年3月期は純利益が前の期比10%増の2兆761億円です。
一方、大きなトヨタにくらべ小さなマツダも苦境に陥っています。
「マツダは12日、2020年3月期の連結純利益が前の期比81%減の121億円となったと発表した。従来予想である32%減の430億円から下振れした」(5月13日日経新聞)。
直近の決算発表でこの状況です。この原因はもちろん新型コロナウイルスの影響があります。
「マツダの販売不振はコロナ危機だけが原因ではない。19年から新車価格を1割強引き上げたのが発端だ」(日経新聞電子版)
コロナ以前から問題を抱えていたということです。
これまでも指摘されていますが新しく発売したMAZDA3(旧アクセラ)は「日米ともに従来モデルより約30万円上がった。値引きの原資となる販売店への奨励金も減らした」
と強気だったマツダ。
その結果、
「新型車にも関わらずマツダ3は14%も減少した」
と散々な結果です。
この会社、時々勘違いをします。いいクルマをつくっているのは間違いありませんが、それが広く受け入れられ購買には結びつかないこともある。ここを理解していない。マニアはいるけど、そこから広がらない。ここが課題でしょう。
マツダ、これからどうするかな。
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