嶋田忠「野生の瞬間」
恵比寿の写真美術館で「嶋田 忠 野生の瞬間 華麗なる鳥の世界」をみました。嶋田忠の作品は初めてです。なにせ、写真を本格的に始めてまだ日が浅いもので、写真家の名前をほとんど知りません。勉強中です(笑)。
「嶋田 忠(1949-)は、カワセミ類を中心に、鳥獣の写真家として世界に知られています」(美術館公式サイトより引用)
と著名な写真家です。
本展は5つの章で構成されています。
Ⅰ〈ふるさと・武蔵野〉思い出の鳥たち
Ⅱ〈鳥のいる風景・北海道〉
Ⅲ〈赤と黒の世界〉火の鳥 アカショウビン、闇のカムイ シマフクロウ
Ⅳ〈白の世界〉 凍る嘴(くちばし) 厳冬のハンター ヤマセミ 、雪の妖精 シマエナガ
Ⅴ〈緑の世界〉熱帯雨林 精霊の舞う森へ
1971年から昨年まで撮られた作品が展示され、嶋田の約40年に及ぶ創作活動が概観できます。
展示室に入ると、鳥たちを姿を間近で撮った作品が並びます。鳥が写真の中で生きているかのようです。これだけの写真を撮るのにどれだけの時間を費やしたのだろう。辛抱強く待ち、一瞬のシャッターチャンスを捉える。素晴らしいです。
特に初出展の〈緑の世界〉の展示は、異世界にいるような感覚になります。
素晴らしい写真展です。
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