別刷というもの
学会の研究紀要に投稿して、査読が通り掲載されました。投稿原稿が掲載された紀要はまもなくくるはずですが、先立って注文しておいた別刷が送られてきました。「別刷」といって意味がお分かりの方は珍しい存在(笑)。
研究紀要の中で自分の書いた原稿のみを印刷したものです。論文とかを書く研究者保存用とか他の研究者に渡すために用意された仕組み。もちろん料金が別にかかります。
その料金ですが、1部でも50部でも同じ料金です。刷る手間は1部でも50部でも同じということか。そんなに沢山のあっても無駄になるだけなので、原稿書く際に取材してもらった方に配る分などで20部たのみました。
昔、雑誌の編集をやっていた頃は「抜き刷り」といって広告タイアップ記事をクライアントに進呈するため用意していました。「別刷」と「抜き刷り」は同じものでしょう。
いまどきは原稿がデジタルデータ(PDF)で渡されるので、別刷の必要性も薄れているかもしれません。印刷の世界に残る慣習といっていいでしょう。
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