年金だけで死ぬまで遊んで暮らせる
昨日の党首討論でも「2000万円問題」が論点でした。老後、2000万円の蓄えが必要とした金融庁の報告書について野党が噛みついています。国民民主党の玉木代表は、
「年金制度の持続可能性が担保されているとする根拠が分からない。新しい財政検証を見て答弁しているのか」
と質問。また共産党の志位委員長は、
「マクロ経済スライドによる年金給付水準の引き下げは大問題だ。無責任でばかげた政策だ」
と質しています。
前にも書きましたが、2000万円蓄えが必要、と年金制度を維持することは論点が違います(関係性はありますが)。
ダイヤモンド・オンラインに、
<「年金だけで死ぬまで遊んで暮らせる」と日本人をミスリードをしたのは誰か>(6月13日・窪田順生氏)という記事がありました。ここで、「いろいろな意見があるだろうが、筆者は小泉政権時代に政府が年金改革で掲げた「100年安心」というキャッチフレーズが招いたミスリードだと思っている」と窪田氏は書いています。そして、
100年安心という言葉が、「年金だけもらっていれば100年生きていける」という誤解を生んだと言います。
これは事実と異なるわけですが、野党の党首さんたちはいまだミスリードされたままなのか。それならは、あまりの理解力の悪さに驚愕します。そうでないことを祈ります。
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