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2019/06/12

老後生活にいくら必要か

 結局、老後の金融資産が約2000万円必要という試算を盛り込んだ報告書は麻生太郎金融相が受け取りを拒否するという茶番になりました。でも、老後生活に蓄えが必要な事実は変わりません。
 朝日新聞は、今日の朝刊で老後生活にいくら蓄えが必要なのかを、いくつかの試算が紹介されています。条件は違いますが、この中でいちばん多いのは7700万円。最低でも1500万円という数字です。現実はどうなのか。
「金融広報中央委員会の調査では、高齢者世帯(2人以上世帯で世帯主が60歳代)が持つ金融資産は、500万円未満が約1割、持っていないと答えた人も約2割いる」(朝日新聞)
 というデータがあります。
 記事にはこんなことも。
「資産運用をアドバイスする『ファイナンシャルスタンダード』(東京都千代田区)には金融庁の報告書公表以降、普段の5倍ほどの相談が寄せられている。これまで3割程度だった30~40代からの問い合わせが8割を占めるという」

 自分のお金のことを考えてみることが必要と思った人たちもいるということです。その意味では、いいきっかけになった2000万円問題です。

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