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2019/02/16

1964年のジャイアント馬場

 今年1月でジャイアント馬場没後20年。プロレスを見なくなり久しいですが、週刊文春の書評欄で坪内祐三が『1964年のジャイアント馬場』を取り上げていて、その文章が面白く、買って読みました。
 坪内祐三はほぼ同世代ですが、書評で『ジャイアント台風』のことに触れていました。昔『少年キング』に連載されていたジャイアント馬場の物語です。これを熱心に読みました。当時は『少年キング』はマイナーでしたが、面白い漫画はいくつもありました。『ジャイアント台風』は高森朝雄(梶原一騎)の原作で、優れた作品でした。
 肝心の『1964年のジャイアント馬場』は、2014年にでた単行本を文庫化したもの。シンスケ・ナカムラを織り込んだ終章などが書き加えられています。
 750ページをこえる大作ですが、面白い。飽きることなく、最後まで読み続けました。タイトルの「1964年のジャイアント馬場」は1964年がジャイアント馬場の頂点だという著者の思いでしょうが、全編はジャイアント馬場の伝記です。ジャイアント馬場という人間の凄さがわかる、まさに力作。昔のプロレスファンには特におすすめです。

1964


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