充実の藤田嗣治展
没後50年ということで、「藤田嗣治展」が開催されていて、早速みてきました。この企画展は藤田嗣治の画家としての歩みをテーマを設けて、展示を構成しています。展示は9つの章から構成されています。
Ⅰ 原風景-家族と風景
Ⅱ はじまりのパリー第一次世界大戦をはさんで
Ⅲ 1920年代の自画像と肖像ー「時代」をまとうひとの姿
Ⅳ 「乳白色の裸婦」の時代
Ⅴ 1930年代・旅する画家ー北米・中南米・アジア
Ⅵ-1 「歴史」に直面するー二度の「大戦」との遭遇
Ⅵ-2 「歴史」に直面する-作戦記録映画へ
Ⅶ 戦後の20年-東京・ニューヨーク・パリ
Ⅷ カトリックへの道行き
藤田嗣治の回顧展は2006年に大規模な展覧会が開催されました。本格的な回顧展ということで、大混雑の展覧会でした。今回の「藤田嗣治展」は前回の回顧展より充実しているのではないでしょうか(前回の図録が見つからないので、断言できないのですが)。
出展されている作品は国内の美術館のコレクションに加え、海外の美術館からも多く貸し出されています。また国内外の個人蔵の作品もかなりの点数です。これだけの藤田嗣治作品を集めるのはかなり大変ではないか、と想像します。
混雑が予想されるので、展示が始まって最初の金曜日(通常は20時まで。訪れた日は21時まで)にいったので混雑はなく、ゆったりとみることができました。でも、そのうち混み始めます。早めにいくことをオススメする充実の「藤田嗣治展」です。
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