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2018/07/13

ロング・グッドバイ

『ロング・グッドバイ』を読み終えました。村上春樹が訳したレイモンド・チャンドラー作品です。かなり前に買ったのですが、文庫本で600ページほどあり、なかなか進みませんでした。
 村上春樹にとって『ロング・グッドバイ』はスコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』とともにこれまでの人生で巡り会ったもっとも重要としている小説です。
 レイモンド・チャンドラー作品は有名な台詞がある『プレイバック』を読んだだけで、たぶん『長いお別れ』(清水俊二訳)は読んでいないと思います。
『ロング・グッドバイ』は村上春樹の名訳でありながら翻訳の小説で、更に600ページ近くあり、文章を味わう余裕がありませんでした。フィリップ・マーロウがタフ、ということはわかりました(笑)。
 村上春樹が長めの訳者後書きを書いています(50ページほど)。これを読むと、『ロング・グッドバイ』をどう味わうか、ちょっとヒントを与えてくれます。時間を少し置いて、再読したいと思います。

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