単身世帯、貯蓄ゼロ4割
一昨日の日経新聞にあった記事ですが、「単身世帯 貯蓄ゼロ4割」にはちょっと驚く内容が書かれていました。<ゆるみとゆがみ 日本経済の明と暗>という連載コラムですが、記事にあるデータでは金融資産を持たない単身世帯は、2007年は30%だったのが、2017年には40%に増えています。
記事には、
「17年の単身世帯の平均貯蓄額は942万円だった。異次元緩和前の12年に比べて242万円増えて一見、豊かになっているように映る。だが単身世帯全体を貯蓄の残高順に並べたとき、中央に位置する中央値世帯の貯蓄額は32万円で、5年前の100万円から大幅に減った」
とあり、この原因が、
「金融資産ゼロ世帯が4割超と増えているためだ」
としています。
また記事には、給与随時払いサービス「キュリカ」が紹介されています。キュリカは「給料日前でも、働いた分の最大7割をコンビニエンスストアのATMなどで引き出せる」というサービス。昔あった、給料の前借りをビジネスにしたものです。手持ちの現金がないので、給料の前借りをするといいうことでしょう。
厳しい時代になりました。
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