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2018/04/03

権藤博の継投論

 大谷がメジャー初勝利をあげました。6回を3失点での好投です。日本のプロ野球の感覚からすると6イニングでの降板させず、もう少し投げさせたいと思いがちです。せめて7回までと。しかし、最近は先発は6回まで、と割り切る起用方法も増えているようです。先発、中継ぎ、抑えの役割分担が確立しています。
 投手の起用方法で継投の重要性を説いたのが権藤博。かつてプロ野球のピッチャーは先発完投するのが、いちばん評価されました。先発完投論に異論を唱え、継投で試合を組み立てたのが権藤博です。今年80歳になる権藤博は、昨年WBCで日本チームのピッチングコーチをつとめました。ピッチングコーチの第一人者でしょう。
権藤博の考え、理論が展開されている『継投論 投手交代の極意』を読みました。権藤博とスポーツジャーナリストの二宮清純の対談の形で権藤・検討論の神髄が語られます。プロ野球の見方が変わる面白い本だと思います。

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