楽天が大阪屋栗田を買収
楽天が出版取次3位の大阪屋栗田を買収するとの日経新聞が報じています。今のところ日経の独自報道のようですが、多分、事実でしょう。
楽天は既に大坂屋栗田には出資していました。
「4月にも追加出資し、出資比率をこれまでの3割から5割超に高めて子会社にする」(日経新聞)
と楽天の傘下にするわけです。
その意図は何か。
「楽天は独自の需要予測システムを開発。どの書店でどんな本が売れたかを性別や年齢など属性ごとに分析する。購買データや共通ポイントの利用履歴などを基に、売れ筋を効率的に全国に配本する仕組みを作る」(日経新聞)
これまでの配本システムは充分機能していないと、楽天は判断しているのでしょう。
この買収、大坂屋栗田が4月にも実施する第三者割当増資に応じるもので、楽天が20億円、大手出版社4社(講談社や小学館、集英社とKADOKAWA)が15億円を出資。一般的な企業買収としては大きくない数字です。
取次の危機は深刻のようです。
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