ビジネスとアート
二子の紀伊国屋書店で売れ行き順位で並べられているコーナーに『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」 』が7位に入っていて、ちょっと意外でした。著者がFMに出ていて知っていたのですが、売れているようです。アマゾンでもベストセラーになっています。
ビジネスとアートというのは関係が浅いように思われるのですが、状況は変化しているのか。週刊東洋経済の今週号では「AI時代を勝ち抜きための教養 ビジネスに効くアート超入門」という特集を組んでいます。
この特集では主に<対話型鑑賞>が企業活動でアートがどのように効果があるかを解説しています。記事の冒頭には、
「変化が激しく熾烈な競争社会で勝ち抜くための力を、どう身に付けるか。世界のエリートたちが注目するのがアートだ。
いま米国ではビジネスパーソンがこぞって美術館のギャラリートーク(作品を鑑賞しながら話をするイベント)に集まっている。英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アートをはじめとした名門美術大学では、グローバル企業向けにアートを用いた研修が積極的に行われている」
とあります。ほんとかな。日本の現状はどうなんでしょう。
記事にはこんなことも。
「AI化の中で人間には新しい価値を生み出すためのスキルが求められており、人の感性に訴えるアートは絶好の教材なのだ」
AI化で人間は大変なわけです。
ビジネスとアートの新しい関係に発展するかもしれません。
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