肌理と写真
写真家・石内都の個展「肌理と写真」を横浜美術館でみてきました。タイトルにある<肌理>をテーマに石内都が選んだ写真で構成されています。石内都の個展をみるのは2008年の「ひろしま/ヨコスカ」以来です。
1977年から現在まで40年にわたる石内の作品が展示されています。特に70年代の風景をモノクロで撮影したシリーズ<Apartment>、<連夜の街。<互楽荘><金沢八景>は初めて拝見しました。同時代の写真家のイメージを連想させながら、石内都の意志を感じる興味深い作品群です。タイトルの肌理と風景を切り取ったモノクロ写真がどう繋がっているのか。考えてましたが分かりません(笑)。
また、石内都のライフワークとも言える「「ひろしま」」の未発表作品も展示されています。石内の深い思いを感じる作品です。
平日だったせいか、来場者は少なかったのが気になりましたが、充実した企画展だと思いました。
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