国民保険料の格差
国民健康保険を何年か払っていました。所得に応じて保険料が決まるので、年によってはかなりの額になることがありました。所得に対して決められた率で保険料が決まるわけですが、この率、市町村によって違っています。
この率、市町村によってかなり差があります。昨日の日経新聞に掲載されていた記事「国保保険料 統一進まず」をみると、その差が大きいのに驚きます。例えば、長野県の川上村と大鹿村の差は3.6倍。東京の千代田区と島しょ部は3.3倍です。
国保の運営主体が来年4月から市町村から都道府県に移ります。これに合わせ、都道府県で保険料の統一を検討しているかを日経新聞が調べた結果がこの記事です。日経のアンケート調査によれば、保険料の統一を検討しているのはわずか9府県です。国保は慢性的な赤字で赤字分は税金などの一般会計で補填されています。低い保険料は引き上げる必要がありますが、なかなか進みません。
国保の問題は、いまだ先送りされたままのようです。
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