翻訳家・村上春樹の仕事
翻訳家としての村上春樹の仕事をまとめた『村上春樹 翻訳ほとんど全仕事』を興味深く読みました。本書は2つのパートで構成されていて、ひとつは「翻訳作品クロニクル」で村上春樹が翻訳した本を自身で解説。あとひとつは「翻訳について語るとき僕たちの語ること」で、翻訳家の柴田元幸と村上春樹の対談です。
「翻訳作品クロニクル」を読むと、「こんなに沢山」と驚きました。『グレート・ギャツビー』しか読んでいません。いかにアメリカ文学に興味がないか、読んでこなかったかを思い知りました。
柴田元幸さんとの対談もすごく面白い。翻訳の話もいろいろ楽しいですが、それに加えて村上春樹のこれまでの創作裏話みたいなことが語られていて、これが刺激的です。
村上春樹、今更ながらすごい作家ということを認識しました。
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