ふるさと納税の今後
ふるさと納税はしたことがないのですが、世間ではかなり広まっています。2016年度のふるさと納税の寄付総額は、2844億円と15年度比で7割増えて、過去最高を更新です。
新聞で伝えられるところでは全国1位の寄付額を集めたのは宮崎県都城市で73億円。都城市の予算を調べると29年度の当初予算は804億円ですがら、73億円はその9%にあたります。これはすごい数字。都城市の特設サイトをみると、たくさんの返礼品があります。人気だというサーロインステーキは<宮崎和牛 サーロインステーキ 200g×2枚 計400g>が1万円の寄付でもらえます。これで税額控除されるのですから、美味しい話です。
当然批判もあります。
「総務省は4月、寄付額に対する返礼品の割合を3割以下に下げるよう全国の自治体に要請した。都城市は6月に約6割あった割合を下げると表明。佐賀県上峰町も約5割だった返礼割合の引き下げを目指す」(7月5日 日経新聞電子版)
とのこと。都城市に寄付をするのは今のうちかな(笑)。
総務省の要請もあり、今年度のふるさと納税額は下がるのか。この行方も気になりますが、これだけ拡大したふるさと納税で誰が得をしているのか。寄付した人だけでなく、きっと誰かが儲けているのでしょう。そのほうが気になります。
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