年金納付率の実態
我が国の社会保障改革の実態を取材した「不作為の果てに」と題された記事が日経新聞に連載されています。今日の二回目の記事は日本年金機構の改革が進んでいるのかのレポートです。記事の中で注目されるのは、年金の納付率のこと。
<取材班は機構を所管する厚生労働省を訪ねた。幹部が「信頼回復の証し」と胸を張った数字がある。63.4%。これは2015年度の国民年金の納付率だ。過去最低だった11年度の58.6%と比べると数字は「回復」している>(6月27日 日経新聞)
この数字を厚労省は「信頼回復の証し」と言っていると、記事にあります。
しかしこの納付率には年金保険料に免除を受けた人をのぞいて算出された数字です。
<国民年金の加入者は16年3月末時点で1668万人。このうち低所得を理由に保険料の支払いを免除された人の割合は34.5%を占める。5年間で6ポイント上昇し過去最高だ>
表面的な納付率は高くなっても、免除者は増えているのが実態です。
免除され、保険料を払わなくても、年金は受給できます。
<免除者はたとえ保険料を40年間支払わなくても年39万円の年金がもらえる>
免除の場合、国庫が半分を負担するからです。
保険料の免除をすすめる年金機構。改革はまだ道半ばです。
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