預金すると手数料を取られる?
預金が増えています。今日の日経新聞によれば、
「銀行や信用金庫などの預金残高は2017年3月末時点で、過去最高の1053兆円となった」(6月11日 日経新聞)
と1000兆円を超えています。GDPの2倍以上です。これは
「個人の金融資産1800兆円の半分を預金が占める。欧米に比べ預金比率は高い」
という数字。
100万円預けてももらえる利息は1年で10円なのに、預金が増えている。これだけ預金が増えたのはマイナス金利政策のせいです。マイナス金利で日銀は市場にお金が向かうと期待したが、実際は預金に集中しました。
「その多くは高齢者の資産。老後の不安から退職金や年金を預金として温存している」
運用をせず、ひたすら預金です。
銀行には貸し出ししないままのお金が増えていて、本音のところでは預金を減らしたいと思っているとか。このままだと預金者に負担を求めることがありうる、と記事では指摘します。
「マイナス金利を日本に先んじて導入した欧州では一部で法人顧客らに負担を転嫁した」
とかで、預金していると手数料をとられることになるかも。
お金を増やすのはとても大変な時代になりました。
| 固定リンク | 0
コメント