本屋大賞が決まったが
いつの頃からか本屋大賞が大々的に報じれています。今年の受賞作が恩田陸の『蜜蜂と遠雷』に決まったニュースはNHKでも報じられるなど、かなり大騒ぎです。『蜜蜂と遠雷』は1月に発表された直木賞受賞作なので、ダブル受賞とマスメディアは報じます。
本屋大賞って、直木賞と並ぶような賞ということなんですか。書店員の投票によって決まる本屋大賞ですが、現在はそもそもの設立経緯からはちょっとずれている気がします。本屋大賞のホームページによれば、
「売り場からベストセラーをつくる!」とあり、こう書かれています。
「商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく」と<設立の経緯>にまります。
直近の直木賞受賞作はすでに知られていて、充分売れる本です。それを敢えて本屋大賞として選出する不思議。本屋大賞の目的が変化しているということなのでしょうか。
ちなみに、2010年の本屋大賞では村上春樹の『1Q84』が10位になっています(ノミネートされた中では最下位)。本屋大賞でどれくらい売上効果があるのか。誰か教えてください。
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