日本人は働きすぎか
電通幹部が事情聴取を受けるとニュースが報じています。働きすぎ問題は難しい。今週号の「週刊現代」には<働かなくなった日本人の末路>と題した特集記事があります。サブタイトルには「言いたくても言えない正論」とあります。
週刊現代ならではの記事で、大新聞、テレビがこんな報道をしたら非難轟々です。記事では『データブック国際労働比較2016』のデータを引用し、G7の中では労働時間がかなり短いと指摘します。また、バブル期には年間2000時間を超えていた労働時間が14年には1729時間まで減っているというOECDのデータも示します。
データを踏まえ、記事ではあえて安倍政権の働き方改革で「モーレツ社員」を否定していることに反論します。今の日本の豊さの礎を築いたのは高度成長期のモーレツ社員たちではなかったか。それを否定するということは、日本のさらなる成長をあきらめることにつながらないか?
今の日本人はどれほど働きすぎなのか。確かに過労死は増えているかもしれません。しかし、その原因は何なのか。政府の働き方改革とやらが、虚しい空論も聞こえしまいます。
週刊現代、なかなかいい記事をやってくれました。
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