アマゾンの流通破壊
アマゾンが既存流通を壊す新たな動きが日経新聞で報じられています。昨日の夕刊に「アマゾン、本を直接集配 発売日に消費者へ」と題された記事は、とても興味深い内容です。
アマゾンが取次を経由しないで本を出版社から仕入れることはこれまでもやっていました。今回、記事の内容によれば、アマゾンはより踏み込んだ取引を行おうとしています。
「自ら出版社の倉庫から本や雑誌を集め、沖縄を除く全国で発売日当日に消費者の自宅に届けるサービスを今秋までに始める」(3月22日朝日新聞)
と、アマゾンが出版社の倉庫に本を取りにいくことをやろうとしています。
「アマゾンが用意したトラックが出版各社の倉庫に集荷に回る」
とすごいことをやろうとしています。出版社は大小たくさんありますが、その全部をカバーしようとしているのか。人手不足で大変な流通業者が細かな集荷ができるのか。基本的な疑問がわきます。
アマゾンの目論見が実現すると、取次、書店は少なくない影響を受けます。独特なシステムで行われている本の流通が変わるのか。アマゾンの暴れ方が楽しみです。
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