増える宅配便
ヤマト運輸の労働組合がこの春の労使交渉で宅配便の荷受量の抑制を求めたこと、そして配達の時間帯指定を見直す方針との報道で、にわかに物流問題がクローズアップされています。昨日の日経電子版では<宅配便、止まらぬ膨張 16年は過去最高38.7億個>として、宅配便の拡大が伝えられています。
「2016年の宅配便貨物の取扱個数は約38億6896万個と6年連続で過去最高を更新した。前年と比べた伸び率は6.4%と8年ぶりの高い水準を記録」
と拡大する宅配便。ヤマトがサービス体制を見直せざるを得ないのも当然と思えます。
インターネット通販の拡大のため、宅配便がどんどん増えています。私も最近は店にいって買えるものも、通販で買ってしまいます。時間の節約になるし、という安易な考えです。
今週号の週刊東洋経済は「物流が壊れる」が特集。この中にはアマゾンのことがあちこちに登場します。アマゾンでお急ぎ便を使うとヤマトが配達してくれます。こまかな時間指定もできるのは便利ですが、配達するヤマトは大変だろうな、と思います。東洋経済の記事によれば、ヤマトの売上でアマゾンの割合は1割を超えるとのこと。
アマゾンという巨人が日本の物流を壊していくのか。なんとも興味深いものがあります。
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