クローズアップ現代の23年間
「クローズアップ現代」が昨年3月に終わり、4月から「クローズアップ現代プラス」になりました。「クローズアップ現代」はほとんど毎日見ていたのですが、プラスになってからはほとんど見てません。プラスは視聴率としては冴えないようで、来月からキャスターが武田真一アナウンサーに変わりてこ入れらしい。
「クローズアップ現代」を23年間続けた国谷裕子さんの『キャスターという仕事』(岩波新書)を読みました。23年間で放送されたのは3784本。国谷さんによる「クローズアップ現代」の記録ですが、膨大な番組のすべてを新書1冊で語るのは(ご本人も書いていますが)到底無理です。
本書では「クローズアップ現代」のキャスターになる以前の仕事から語られていて、自叙伝にも読めます。淡々とつずられる文章には、初めて語られるであろう事実がいくつもあり、興味深いものがあります。しかし、なぜか文章で語られた内容は番組ほどには衝撃性がない。国谷さんがやはり語ることで視聴者に訴えるキャスターだと実感します。
はやく現場に復帰してください。
| 固定リンク | 0
コメント