杉本博司に引き込まれる
「杉本博司ロスト・ヒューマン」展では奥深い世界が広がります。先月、リニューアルオープンした写真美術館のリニューアル・オープン/総合開館20周年記念として開催されている企画展は、写真美術館とは思えない展示です。
インスタレーション<今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない>と写真表現<廃墟劇場>、<仏の海>の3部構成で展開される杉本博司の作品は人類と文明の終焉がテーマです。
特に3階のフロアーで展開される<今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない>は 杉本自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料等が展示スペースに置かれ、そこに杉本と様々な著名人の自筆のよる「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」から始まる35の文章が添えられています。
写真美術館ですが、インスタレーション展示をしてしまう冒険ですが、秀逸な展示だと思います。
時間があれば、もう一度見に行きたい展示です。
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