もったいない「禅-心をかたちに-」
先日、日経新聞での講演会「白隠禅師に学ぶ」を拝聴しましたが、これは東京国立博物館で開催中の特別展「禅-心をかたちに-」のプレイベントでした。
本番の展示を拝見してきました。この特別展では臨済宗・黄檗宗15派本山などから240件の名品が出展されえるもので、展会期の前後期で展示替えをしながら国宝22件、重要文化財102件が展示される充実した内容です。国宝は長期間展示ができないためか、会期は約40日で、前後期で半分近くの作品を入れ替えられます。通常は見ることのできないだろう名品がかなりの点数展示されています。
臨済宗はおろか、禅とは何はかも理解していない私が、膨大な名品を見るのは、かなりハードルが高いです。幸いどの作品にも細かな解説が付けられ、それを読みながら作品をなんとか理解しようしながら拝見しました。点数も多いので、見終えるのに1時間半近くかかりました。作品の重さを少しだけ感じることができたかな。
名品揃いなので、混雑を予想していましたが、金曜の夕方にいったら、列も無くちょっと拍子抜け。ともあれ、私にとってはなんとももったいない「禅-心をかたちに-」でした。
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