エッセイも楽しい「村上ラヂオ3」
このところ村上春樹の本を読んでます。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』から初期の『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』を今頃読みました。次は何を読ませていただこうかというところへ、『村上ラヂオ3 サラダ好きのライオン』が文庫ででたので、読ませてもらいました。
「an・an」に連載されていたエッセイをまとめた1冊です。1と2は読んでいないので、このエッセイは初めてです。村上春樹のエッセイは久しぶりに読みましたが、やはり面白いです。さりげなく書かれていますが読ませます。さすがです。
大橋歩の挿絵も素敵です。イラストでなくドライポイントで作られた銅版画です。大橋歩のあとがきによると銅版画は乾くまで入稿できないので、週刊誌の挿絵には厳しいそうですが、村上春樹は1ヶ月分の原稿を月一で大橋歩に送ってくれるので、まとめて版画にでき、スムーズに入稿できたそうです。
エッセイも一流の村上春樹。今年の秋も騒動になるのでしょう。
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