ますます落ち込む出版産業
出版産業がまずいです。昨日発表された取次大手・日本出版販売(日販)の発表には驚きます。それによると「2016年3月期の雑誌の売上高が32年ぶりに書籍を下回った」(2016年6月2日 日経新聞)
といいます。出版産業をリードしてきた雑誌の落ち込みが激しいです。
「女性向けファッション誌が11.8%減の大幅な落ち込みとなった雑誌は全体でも15年3月期比9.9%減の2434億円だった」
と女性誌がひどい落ち込みです。
注目すべきは返本率。
「雑誌の返品率は40.9%となり、書籍の30.7%を上回った。なかでもコンビニの雑誌の返品率が51.2%と高く」(日経新聞)
とコンビニでは半分以上が返品です。
出版産業の落ち込みは取次を中心とする流通に問題があるのは明白ですが、雑誌そのものが読者を引きつける魅力を失いつつあることも大きな要因ではないかと思います。
どうなるんですかね、出版産業。
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