「家庭ノミクス」って何だ?
参議院選挙が告示され、昨日のNHKニュース7では各党党首による主張が放送されました。どうして政治家の話は曖昧な表現なのか。曖昧といえば、政治家に限らないかもしれませんが、各党首の主張は具体性に欠けています。
党首の主張の中で面白くおききしたのは、「家庭ノミクス」実行を訴えた新党改革。かの桝添要一が党首であった政党です。今回の選挙では野党では珍しくアベノミクスを肯定し、その補強として「家庭ノミクス」を掲げています。与党なのか野党なのか?
この家庭ノミクスとは何なのか。その主張は
「お風呂に入らない家庭はないが、お風呂を沸かす熱源を水素燃料電池に換えると、発電をしてお湯が沸く。(家庭で)発電するので133万世帯で原発1基分の電力がいらなくなる」(6月22日 日経新聞)
というもの。
この数字、どのような根拠で算定されたものでしょうか。家庭用燃料電池コージェネレーションシステムは既に実用化されていますが、この普及がエネルギー問題を解決できるのでしょうか。コスト面での課題が大きいのでは。
家庭ノミクスが成功する前に新党改革はなくなってしまうかもしれません。
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