小松政夫さんが語る植木等
「トットてれび」が面白い。テレビと歩んだ黒柳徹子の半生をいきいきと描いたドラマ。満島ひかりが好演しています。テレビ創世記のドタバタ振りが臨場感が楽しい。
まだテレビが白黒の頃、ハナ肇とクレージーキャッツが画面で大暴れしていました。その中心にいたのが植木等。植木等の付き人をつとめた小松政夫さんのインタビュー記事「植木等に尽くして」が昨日の日経新聞夕刊にありました。小松さんは1964年(東京オリンピックの年)に小さな雑誌広告「『付き人兼運転手募集』をみて応募。「応募者は600人に達しましたが、奇跡的に採用されました」といいます。
インタビューでは植木等の素顔が語られています。1964年のこと。少し長いですが、引用します。
「最初にびっくりしたのは64年10月10日、東京オリンピックの開会式に招かれたおやじさんを国立競技場にお送りしたときです。車で待つつもりだった私に『一緒に来いよ』と言われる。ビクビクして付いていくと、係の人に『うちの若い者の席はありますか?』。たちまち用意されて、錚々(そうそう)たる名士が居並ぶ中で22歳の若造が、世紀の祭典を目の前で見せてもらいました」
当時、小松政夫さんは22歳です。
現在、小松さんは日本喜劇人協会の会長を務めています。まだまだお元気です。これからも楽しさを届けてください。
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