宮本三郎の青春
訳あって先月世田谷美術館の友の会に入ったので、世田谷美術館の展示をどれも無料で見られることになってます。そこで、久しぶりに宮本三郎記念美術館にいってきました(ここは世田美の分館)。
今回の展示は「宮本三郎の青春」で、若い時の宮本作品に絞って展示が構成されています。宮本は石川県小松市出身。17歳で上京、安井曾太郎に個人指導を受け、22歳で二科展に初入選します。
若い頃に描いた女性像、裸婦、風景画など色彩豊かな作品が並びます。指導を受けた安井曾太郎の影響が見られます。
展示の中で興味深いのは従軍画家として描いた作品です。藤田嗣治の戦争画は東京国立近代美術館で見ましたが、宮本三郎の作品は初めて見ました。緻密に描かれ、重たい作品です。
女性の華やかさと戦争の暗さ。対比が印象的な宮本三郎の展示でした。
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