大滝詠一の新譜
大滝詠一がこの世を去って2年余が過ぎましたが、先日、アルバム「DEBUT AGAIN」が発売されました。このアルバムの発売を先週号の週刊文春小林信彦「本音を申せば」で知り、購入しました。
このアルバムは大滝詠一が作曲した「熱き心に」や「風立ちぬ」等の曲を自分で歌った音源がいくつも発見され、CD化されたもの。「EACH TIME」以来32年振りの32年振りのニューアルバムと言われている作品です。
「本音を申せば」で小林信彦は大滝詠一との交友を書いています。初めて二人が会ったのは1982年で、「その日だけで八時間しゃべっている」とか、「大瀧さんといっしょに谷啓の家に行ったり」なんていう話もあり、すごく面白いです。
「DEBUT AGAIN」はまさに大瀧ワールドです。かつて「A LONG VACATION」とか「ナイアガラ・トライアングル」をLPで聴きました。CD音源になっても、アナログの心地よいサウンドは変わりません。昔を思い出しました。
また、初回生産限定盤2枚目のディスクには洋楽のカバー集。「陽気に行こうぜ~恋にしびれて」はエルヴィスの作品2曲をメドレーで歌ったもので、大滝詠一のセンスが抜群です。
なんとも楽しい大滝詠一作品です。
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