"TOKYO"-見えない都市を見せる@現代美術館
もう会期もあと僅かですが、東京都現代美術館で「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"-見えない都市を見せる」を見てきました。本展の情報をミュージアムのホームページから引用すると、
"TOKYO"展は、80年代の東京の文化の命脈--熱いマグマを引き継ぎながら、氷河を割って現れようとしている現在の東京の創造力を見せる展覧会です。アートだけでなく、音楽、映像、デザインなど幅広いメディアを通して、現在の可能性を「見えるように」していきます。
とあります。何故、80年代なのか。東京が最初にグローバルに注目されたのは1980年代だからだといいます。キュレーションの意図は難解な点もありますが、実際にみると刺激を感じる展示が多く、面白い内容でした。
内外のアーティストによる作品で構成されていますが、ホンマタカシ、蜷川実花、そしてYMO+宮沢章夫の展示に惹かれました。特に蜷川実花の「自己演出の舞台装置」は刺激的。蜷川は東京を「自己演出の舞台装置」として考え、「竹の子族」「マハラジャ」「ジュリアナ東京」「ゴスロリ」そしてインスタグラムというセルフプロデュース文化を捉えています。加えて蜷川のプロデュースした撮影ブースが作られ、誰でも「見られる側」になれるという演出もあります。
やはり80年代に戻るのか。そんなことを感じる展示でした。
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