駅伝での留学生
箱根駅伝、往路は青山学院大学が予想以上強で完全優勝でした。もはや強豪チームとして余裕のレース展開です。テレビ中継をみていたら、山梨学院大学が出場30回目と報じていました。山梨学院大学の初出場は1987年。この年にテレビの生中継が始まりました。ずっと昔からテレビで中継している印象がありますが、そんな昔ではないのですね。
2016年の今、箱根駅伝にはケニア、エチオピアからの留学生ランナーは違和感がなく、溶け込んでいます。オツオリが山梨学院大学の留学生ランナーとして箱根駅伝に登場したのは1989年のこと。それから四半世紀が経ち、今年の往路では4人の留学生ランナーが走りました。中でも日大のダニエルは5区で区間賞を獲得。
留学生ランナーは無制限に出場できるわけではありません。「留学生のエントリーは2名以内、出走1名以内」という規定があるので、往路、復路10区間のうち一区間だけに走れることになります。ひとつの区間だけなのに、留学生を受入、選手として育成している大学がいくつもあること。これは興味深いことです。
留学生は大学にとどまらず、高校駅伝でも活躍しています。先日行われた全国高校駅伝で優勝した世羅高校には留学生が重要な走りをしました。もはや強豪チームには留学生は欠かせないということでしょうか。
箱根駅伝は単なる関東地方の駅伝という位置を超えて、全国的なイベントになっています。練習の成果をみせると同時に、大学の知名度を上げる役割も果たしています。青学は留学生を起用しないで、連覇へ向かっています。いろいろ考えさせられる今年の箱根駅伝です。
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