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2015/12/11

現代アートと資本主義

 首都圏の大きな美術館で開催される企画展には現代アートをテーマにするのは少ないのが現状です。現役で活躍するアーティストの作品をみようとしたら、ギャラリー、画廊をいくのがひとつの方法。ギャラリー、画廊のオーナーは現代アートに触れる最前線にいます。
『アートは資本主義の行方を予言する』を読みました。作者は1984年に開設された東京画廊の2代目である山本豊津。東京画廊は日本で最初の現代美術の画廊です。作者は東京画廊の創設者である父山本孝の子供として小さい頃から日常生活の中でアート、アーティストに触れながら育ちます。そのくだりを読むと、アートファンとしてはなんとも羨ましい。
本書の『アートは資本主義の行方を予言する』はいささか大仰なタイトルではあります。しかし作者が長年のアートとの関わりから世界の経済との関係を体験的に論じた文章は説得力があります。
 アートと資本主義、それは相容れないときもしばしばあります。アートに資本主義の論理を持ち込むことを認めない人もいるでしょう。その一方でアートを投資として捉えている人も少なくありません。アートにお金をどのように結びつけるのか。永遠の大きなテーマを考える大きなヒントとなる1冊だと思います。


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