新国立競技場の案公表
白紙撤回後、動向が気になっていた新国立競技場の建設案ですが、昨日2つの案が公表されました。整備主体の日本スポーツ振興センターが設計・施工に応募した2陣営の「技術提案書」をホームページで公表したものです。技術提案書は膨大で素人がみても理解はできにくいもの。透明性を高めるという意図でしょうが、どれほど効果(?)があるのやら。
気になるのは2つの案の設計者は誰かということ。事前に応募を表明したゼネコンと設計者の組み合わせも一部で報道されていました。日刊スポーツの電子版では「公表された2案は建築家・隈研吾氏と伊東豊雄氏ら2グループのものとされている」と報道されています。
伊東豊雄さんは白紙撤回になったコンペに応募されて、最終選考に残っていました。隈研吾さんは前回のコンペには応募資格がなかったのでおそらく応募されなかったのでしょう。白紙撤回になったコンペではプリツカー賞の受賞歴が応募資格になっていて、伊東さんは受賞していますが、隈さんは受賞していません。
2案はどちらも「木の特徴をいかした内容」(日経新聞)で、どちらが伊東作なんだろう。隈さんは木をつかった設計作品が多いですが、伊東さんの設計作品で木を使った建物が思いつかないので。
いずれにせよ、お二人とも日本を代表する世界的建築家。素晴らしい新国立競技場ができるでしょう。
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