NIKKEIアートプロジェクト@原美術館
日経新聞が「NIKKEIアートプロジェクト」というのをやっています。電子版のコンテンツで「現代アートの楽しみ方を提案するとともに、同時代のアーティストを側面支援します」という活動。このNIKKEIアートプロジェクトのイベント「企業と美術作家とで創る新たな未来」に参加してきました。
原美術館で開催中の『そこにある、時間-ドイツ銀行コレクションの現代写真』展。イベントはこの展覧会を自由に鑑賞後、「企業と美術作家とが出会うことでどのような未来が開けるのか」をテーマにトークセッションが行われる内容。トークセッションは現代美術家のやなぎ みわ、ドイツ銀行グループ 広報部長のアストン・ブリッジマン、原美術館 副館長の安田 篤生のお三方により企業による現代美術支援について展開されました。
ドイツ銀行は1979年からアートコレクションを始め、現在約60,000点を所有しています。この作品の90%以上をオフィス、ミュージアムなどに展示しています。
本展で作品を展示しているやなぎみわは1996年にドイツでのグループ展に参加した以後何回かドイツで個展をしており、ドイツ銀行はやなぎの作品をコレションしています。
トークセッションからドイツ銀行は日本企業とはアート作品コレクションへの姿勢と哲学が違うことがわかりました。根本にあるのはアートに対する国民性の違いかもしれません。
トークセッションは定員60名とこじんまりした規模だったのですが、参加者は40名ほど。「NIKKEIアートプロジェクト」の宣伝不足なのしょうか。もったいないです。日本企業の現代アート支援は、まだまだこれからのようです。
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