フォルクスワーゲンのディーゼル
自動車雑誌は数多いですが、その中でマニア向けとされる「CG」「ENGINE」は独自の哲学を持っています。いつも行く床屋にあるのでたまにたまに読むのですが、この2誌でフォルクスワーゲンのクルマは絶賛されています。トヨタ車なんて、レクサスを除けば、あまり褒めてもらえません。
フォルクスワーゲンの排ガス不正問は、クルママニアだけでなく、クルマ関係者に大きな衝撃を与えました。ニューヨークでも東京でも株価が大きく下落。9月にはそろそろ株価が上がるかと期待していた投資家はショックです。
試験と実際の走行の際の排ガス量が異なるディーゼルエンジンを搭載した車が1100万台もなるという大事件ですが、日本ではフォルクスワーゲンのディーゼル車は正規ルートでは販売されていませんが、世界的にみるとディーゼル車のマーケットが大きいことを今回の事件で再認識しました。
日本では
「2015年のディーゼル乗用車の販売台数は19年ぶりに10万台を超えた。新車販売に占める比率は2%程度とまだ少ない」(9月25日 日経新聞)
という状態ですから、まだディーゼル後進国です。エコカーといえば、トヨタのおかげでハイブリッドです。
マツダのクリーンディーゼル車CX-5に乗っていますが、燃費もいいし、燃料は軽油で安い。エンジンのトルクは太いといいことずくめです。フォルクスワーゲンには排気ガスをクリーンにする技術はなかったのか。技術にコストを費やすかわりに何に資源を使ったのか。疑問はいくつも浮かびます。
「CG」「ENGINE」の2誌は、フォルクスワーゲン問題にどのような反応をするのか。ちょっと楽しみです。
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