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2015/08/12

出版産業のいま

『火花』が100万部を超えるベストセラーになり、出版界にとっては久々の明るい話題です。しかし、出版流業界はかつてない苦境にあります。今日の日経新聞では最近の出来事から業界の苦悩と問題をレポートしています。
 昨秋に取次3位の大阪屋が経営不振に陥りました。そして今年6月には4位の栗田が民事再生法の申請し、事実上の倒産。大阪屋は
「楽天や講談社など6社が総額37億円の第三者割当増資を引き受け、法的整理はなんとか免れた」(日経新聞)
となり、栗田は
「楽天も講談社と改革に乗り出す。再建を支援する大阪屋を栗田と16年中に経営統合させる意向だ。IT(情報技術)に強い取次へと再生させてアマゾンに対抗する」 
 とアマゾンを意識した会社へ再生させる方向です。
 2014年の出版物の推定販売額は1兆6千億円で1996年から約1兆円も減っています。日経新聞の記事では
「出版流通の制度疲労の原因は読者の『本離れ』だけではなく、流通制度にもあるとの指摘も出ている」
 と穏やかな書き方をしていますが、現在の苦境は流通制度に問題があるのは明確です。何故、抜本的に改革しようとしないのか。このままでは生き残れないのに、不思議です。

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