« MUJIBOOKという展開 | トップページ | みんみんの餃子 »

2015/08/26

パウル・クレーの秘密を解き明かす

 久しぶりに宇都宮美術館まで出かけてきました。開催中の「パウル・クレー だれにもないしょ」をみるためです。NHK「日曜美術館」で特集され、行きたいとは思っていたのですが宇都宮はちょっと遠い。会期終了まで10日余り、休みを作って(しごとをしてないので、毎日休みなのですが)、お盆に行けなかった女房の実家に寄るという理由をつくり、クルマで行ってきました。
パウル・クレーは、
<秘密」を愛した画家でした。>(宇都宮美術館サイトより)
とされます。
「だれにも ないしょ」とユニークなタイトルが付けられた本展は、クレーの「秘密」
に正面から向き合おうとする企画です。
 作品研究から、いくつかの作品を集めるとパズルのピースのようにつながったり、作品の下塗りの層や裏側にもうひとつ別のイメージが組み込まれていたりするなど、クレーの仕掛けた暗号が明らかになってきました。
 本展ではこの「仕掛け」の先にあるもの、描かれた世界そのものの謎に分け入ることを目指して、6つのテーマでクレーの思考と感性に分け入ります。
展示されている作品は、
「ベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31点、日本国内の優品も加えた110点あまりを紹介」(ウエブサイトより)
 と充実した内容です。2011年に「パウル・クレー展 -おわらないアトリエ」が国立近代美術館などで開催された以来の大規模なクレー展です。
 展示されているのはどれもパウル・クレーの世界に引き込まれる作品ですが、その中でも興味深い作品がありました。妻と息子を描いた「婦人の肖像」と「おりたたみ椅子の子どもⅠ」はあまり見る機会がない具象画です。展示作品の中で気に入ったのは「快晴」。チケットに使われている作品ですが、可愛く、シンプルで素敵です。
 充実した「パウル・クレー だれにもないしょ」ですが、宇都宮美術館の他には兵庫県立美術館だけにしか巡回しません。ちょっと残念です。会期は9月6日まで。パウル・クレー好きでなくてもおすすめです。

Photo_2


|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41640/62158697

この記事へのトラックバック一覧です: パウル・クレーの秘密を解き明かす:

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。