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2015/08/09

KADOKAWAが本の工場を作る

 新聞などマスメディアで報道されていないので知らなかったのですが、KADOKAWAがちょっと驚くことを先日発表していました。6日にKADOKAWA・DWANGOは発表したIRリリースによれば、子会社のKADAKAWAが所沢に書籍の工場を作るということです。
 このリリースによれば、所沢市のの旧所沢浄化センター跡地に
「平成 30 年頃の稼動を目指し、製造・物流が一体となった最新性能の生産設備を導入する」
 とあります。
 所沢市は「COOL JAPAN FOREST 構想」を掲げていて、KADOKAWAと構想実現への事業を推進しています。所沢市のサイトによれば、
<「COOLFOREST構想」は、株式会社KADOKAWAが旧所沢浄化センター跡地に建設する工場を、公共貢献施設を含めた東所沢地区を中心とする人と自然と文化が調和した街づくりを目指すものです。株式会社KADOKAWAの新しい製造・物流拠点とともに図書館・美術館・博物館を融合した日本初の施設を建設し、クールジャパンの総本山として、世界へ向けて文化を発信します。>
 と書かれています。旧所沢浄化センター跡地はすでにKADOKAWAに売却されています。
 COOL JAPAN FOREST 構想も興味深いものですが、出版社のKADOKAWAが書籍の工場を自前で持つことが出版産業では異例のことです。書籍の印刷は大日本、凸版を頂点とする印刷会社の仕事でした。これを出版社がやることはまずあり得ませんでした。リリースには
「ユーザーの多様なニーズに応えるべく、書籍の迅速な生産・発送を可能とする最適な生産プロセス、物流システムを構築いたします」 
 とあります。印刷はもとより、取次もスキップして直接書店に配本をしようとしているようです。
 既存の出版産業の商慣習への挑戦とも思えるKADOKAWAの構想。どのように実現していくのでしょうか。

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