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2015/07/18

新国立競技場問題は未だ迷路の中

 新国立競技場はついに白紙撤回です。当然でしょうが、これからどうするのか。2020年に間に合うのか。全く不透明な状況は変わっていない感があります。今後の進め方について、メディアの報道は食い違っています。
 日経新聞の朝刊では
「秋までに整備費の上限などを盛り込んだ新整備計画をまとめ、再度、国際コンペをして施工業者を選定。20年春までに完成をめざす」(7月18日 日経新聞)
 と、コンペをやり直すとの内容です。これは17日に下村文部科学相が
「これから半年かけてコンペから審査まで終える」
 との発言したことが元になっていると思われます。
 しかし、今朝のNHKニュースでは時間的に間に合わないことから「コンペはやらない」と報道しています。
 下村文部科学相の言うように、僅か半年でコンペから審査まで終えることは非現実的です。コンペで2位、3位そして最終ファイナルに残った8作品の中から選ぶのが現実的ではないでしょうか。いろんな点でフェアではないですが、再度コンペを行うことよりリスクは小さいと思います。
 いつになったら迷路からぬけだすのでしょう。困りましたね。

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コメント

KTさん
伊東豊雄さんがコンペ後に問題提起をしている内容を見ると、しっかりと考えて案を作っているということがわかります。これからコンペを行わないで設計案を選び直すとすれば、日本人ということで3位のSANNA+日建設計が有力かもしれませんが、どのように水面下で調整しているのか。
おっしゃるように見積もり金額は工事をすれば膨れるのが当たり前なので、1000億円でまとめるのがまともなやり方でしょう。

投稿: 自由なランナー | 2015/07/19 11:40

1300億の予算まで考えてコンペに出品したのは伊東豊雄氏くらいじゃないかと言う話があるみたいですよ。
だから、2位、3位を持ってきても、ザハ並とは言わないまでも、精査すると予算内に収まるかどうか…
ちなみに伊東豊雄氏は予選1位通過だそうです。
あと、予算2000億は多過ぎでしょう。
オリンピックになると、必ず工費の話が出てくるので、2000億だと、この先、20年くらいは、歴代1位の可能性が大きい。
1000億くらいの設定で、実際掛かったのが結果的に1300億くらいになったと言うのがまともなような気がする。

投稿: KT | 2015/07/19 11:08

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