リブロ池袋の閉店
池袋は書店激戦区だといいます。都内で店舗面積が最大のジュンク堂。そして西武百貨店にあるリブロと大規模書店が揃っていましたが、そのリブロが昨日閉店しました。マスメディアでは閉店を惜しむ声が報じられています。
池袋といえばかつて芳林堂がありました。池袋はほとんど縁がない繁華街(私的には新宿が限界点)なので、めったにいかないのですが、芳林堂にはしばしばいった記憶があります。その芳林堂も2003年に閉店。いまはコミックプラザが残っているだけです。
リブロも個性的な本屋でした。かつては西武ブックセンターとして営業していました。同じく西武百貨店にあったセゾン美術館とともにセゾン文化を体現したスペースでした。書店が楽しかった時代です。リブロは2003年に日販100%子会社になり、いつの間にか普通の書店になりました。
閉店の理由は経営面ではなく、西武百貨店との契約がきれるためと報じられています。そして後には三省堂書店が入居することが決まっています。巷では西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスのCEO・鈴木敏文会長の意向が働いていると見る向きもあります。鈴木会長はトーハン出身。日販子会社のリブロには退去してもらうということです。
リブロ池袋とセゾン文化。もう昔のことです。
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